細胞外マトリックス(ECM)は、細胞と細胞の間にあって、体の組織を支えている構造です。
細胞外マトリックス(ECM)とは
細胞外マトリックスは、細胞と細胞の間に存在して、組織や器官を物理的に支えている構造です。細胞の外にある生理活性物質をとどめておく働きもあり、細胞が増えたり、役割の違う細胞に分かれたりするうえでも大切な役割を持っています。
出典:[1]
主な成分と役割
主な成分はコラーゲンで、ほかにエラスチン、フィブロネクチン、ラミニン、プロテオグリカン、ヒアルロン酸などがあります。皮膚の真皮の大部分は、コラーゲンでできた膠原線維と、エラスチンを中心とした弾性線維などの細胞外マトリックスでできています。
| 成分 | 主な役割 |
|---|---|
| コラーゲン | 引っぱる力に耐える強さを与える。細胞がくっついたり動いたりすることにも関わる |
| エラスチン | 皮膚や血管などが、伸びたあと元に戻れるようにする |
| フィブロネクチン | 細胞がくっつくこと、体ができていく過程、傷が治る過程に関わる |
| ラミニン | 基底膜にあり、細胞の分化や移動に関わる |
| プロテオグリカン | デコリンなどがコラーゲン線維の形を整える |
| ヒアルロン酸 | 細胞が動く・増えることを支える |
細胞外マトリックスは、細胞を支えるだけでなく、細胞が増える・移動する・役割の違う細胞に分かれる、血管ができる、といったことの調節にも関わっています。
Dr.JAPAN の研究から
ECM(細胞外マトリクス)とは
ECMとは、体内の細胞の周囲を
取り囲む構造体であり、細胞が
正常に機能するために不可欠な
「足場」の役割を果たしています。
コラーゲン・エラスチン・フィブロ
ネクチンなどのタンパク質から
構成されており、皮膚・血管・骨・
関節など全身の組織に存在しています。
加齢によってECMが破綻すると、次のような問題が生じやすくなります:
- 血管の硬化・動脈硬化
- 関節のすり減り・疼痛
- 皮膚のたるみ・しわ
- デコルテの形状変化
- がん細胞の転移リスク上昇
石井医師の研究では、ECMの健全性を維持することが、健康寿命の延伸と美容の両方に共通する生物学的鍵であるという仮説のもと、臨床研究が進められています。
研究内容は、商品の効果・効能を示すものではありません。
関連する成分
出典
- [1]東京工業大学 生命理工オープンイノベーションハブ「バイオマトリックス イノベーション」
https://www1.bio.titech.ac.jp/lihub/data/bioma_05.pdf - [2]藤原作平(大分医科大学)「細胞外マトリックスの皮膚科学」日本皮膚科学会雑誌 113巻6号(2003)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/dermatol/113/6/113_937/_article/-char/ja - [3]輪千浩史(星薬科大学)「皮膚における弾性繊維形成とトロポエラスチンの細胞機能解析」コスメトロジー研究報告 Vol.15(2007)
https://www.kose-cosmetology.or.jp/research_report/archives/2007/fullVersion/Cosmetology%20Vol15%202007%20p94-98%20Wachi_H.pdf - [4]Kular JK ほか「Journal of Tissue Engineering」5巻(2014)
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC4883592/ - [5]Karamanos NK ほか「A guide to the composition and functions of the extracellular matrix」FEBS Journal 288巻24号(2021)
https://ueaeprints.uea.ac.uk/id/eprint/79373
このページは、成分についての一般的な情報を紹介するものです。商品の効果・効能を示すものではありません。